夫の子育て協力

先日、あるラジオ局で夫の子育て協力について話していた。

要するに「もっと男たちは子育てに協力しましょう」というものだった。

ゲストは、小説家だったが、楽な仕事をしているから(ご謙遜だとは思うが、軽々しく言っていた。)できると言っていた。
そして、子育て協力モデルパパのような感じで扱われていた。
しかし、
10分ほども聞いていると、少々嫌になってきた。

その理由のひとつは、本当に苦しみながら小説を書いている作家がいるのに、この人は読者か世間の関心を引けばよいような、とにかくそんなことを考えて物語を書いている人なのかなあ、と思ってしまったこと。(近頃は、どうでもいいようなものを書いて、本を量産しようとしている人もいるようにも思うので、その人のことは知らないが、その人の話がいやになってしまったのかもしれない。)

理由のもうひとつは、朝から夜遅くまで仕事をして、へとへとになっている男や、職場でストレスをためながら、やめるわけにもいかず日々仕事をしている男たちも大勢いることを考えてしまって、番組担当のアナウンサーと軽々しく話しているのを聞いて、まあ、この人たちは恵まれたところで、軽々とそんな話をしているのだろうな、と思ったこと。

とにかくは、子育てにしろ、家庭の(家族の)生活は、夫婦協力して、当たり前ですけどね。
また、夫婦である男と女が、互いを気遣いながら生活していくのは当たり前ですけどね。
はじめから、夫婦ってそういうものだと思ってますね。