2006-10-21 ふしぎ 人生 #哲学 「ふしぎ」の詩 わたしはふしぎでたまらない、 黒い雲からふる雨が、 銀にひかっていることが。 わたしはふしぎでたまらない、 青いくわの葉たべている、 かいこが白くなることが。 わたしはふしぎでたまらない、 たれもいじらぬ夕顔が、 ひとりでぱらりと開くのが。 わたしはふしぎでたまらない、 たれにきいてもわらってて、 あたりまえだ、ということが。 (金子みすヾ) この「ふしぎ」に、どう応えます? 「ほんとうに、ふしぎだね」 とふしぎに思えたら、 そして、 そう応えられたら、どんなに良いでしょう。