いのちの軽さ

人が人のいのちを軽くする時代。

そんなことは、久しく言われてきていることだが、

今や、それを、人が自己に取り込んでくる時代になってきている。

つまり、

自分で自分のいのちが軽いと思ってしまう(思わせられる)時代に、すでになっているのだ。

もちろんそれは、人の心身を平気で傷つけたり、人のいのちを平気で奪ったりすることにつながることとして問題なのだが、

それ以上に大きな問題は、

捕らえられても、

平気で、いつでも殺してくれ、と言う人間が生まれてきているということそれ自体なのだ。


とうとう、そこまで来たか、という感もするが・・・。

こうなると、
このような者には、死刑という刑も、たいへん軽い刑に思えてくる。

そう簡単に君を殺すわけにはいかないのだ!とでも言いたくなる。


それくらい自らのいのちを軽くみている者が、この社会に現れていることは、間違いないようだ。

ことの本質は簡単なのだが・・・、さて・・・。