欲との付合い

若いころというのは、欲を大事にするのでよいと思います。でも、外でキラキラ光っているものに心を奪われているような欲には気をつけなければなりません。

中年期には、ほどほどの欲でいなければなりません。手に入りそうだからといって、次から次に手を伸ばそうとしてはいけません。

老年期にあっては、外への欲から離れなければなりません。内なる欲そのものを大切にすべきでしょう。本当の内なる欲とは、有って無いような欲かもしれません。

知足不辱、知止不殆。
可以長久。
老子