自然のなかの動きと私たち

ジョージ・ウィンストンのある曲を聴いて思ったのね。

基本的には、単調なリズムの繰り返しなんだけど、なぜか安らぐんだよね。
この単調なリズムはなんだろう、何がいいのだろう、って考えてみると、・・・自然のなかの動きが、まさにそうなんだよね。自然の動きは、結構、単調なんだ。

川の流れも、打ち寄せる波も、吹く風に揺れるものも、雨に打たれている木々のさまも、風に舞う雪も・・・

変化は確かにあるんだけれど、でも、単調な動きや単調な変化の繰り返しなんだよね。

もちろん、嵐があったりするけれど、平常は、単調な動きの繰り返しだ。

そんななかを動き回っている生き物を取り除いたら、自然はウィンストンが作り出すこうしたリズムになるのかもしれない。

そして、そうしたリズムを受け入れたとき、私たちは自分を自然に溶け込ませて、心を落ち着かせるのかも知れない。