旗を振る者と、ついていく者と

旗を振る者がいると、ついていこうとする者がいるな。

ついていく者が増えると、ついていく者はどんどん増えるな。

末端の者は、どこへ行っているのかわからずについて行っているんだな。

そんなわけで、一方では、俺こそは、俺こそはと旗振り人間になろうと頑張る者も出てきたりするんだな。

なかには、子供をそういう人間にしようと、頑張る親もいるな。

そういう親は、旗振りについて行っている者でもあるのだけどな。

旗を振らない者も、ついていかぬ者もいるのだが、それが露骨に見えると、その者たちは、冷たい目で見られるな。

だから、そういう生き方をする者は、露骨に見られないようにするのがよいかもしれないのだな。