小学校間の競争

小学校間の競争

安倍さんが自民党総裁に決まりました。まあ、これはすでにわかっていたようなものですけど。

さて、憲法改正とか教育基本法の改正とかいろいろ言われていますけど、まずは教育のことでちょっと・・・。

義務教育課程の学校、すなわち小学校などで、学校同士を相互に競わせるような発言があったやに聞きました。親が選べるようにということでもありましょう。

この考え方は、これまでの経済政策同様に、競争原理をここにももってこようというものです。自由競争でよい製品が生まれるという発想の延長と言ってもよいでしょうね。弱いものはつぶれればよいという発想でもあります。(弱いものが悪いものとは限りません!)

校長先生は、頑張らないといけませんから、教頭以下の各教員に発破をかけることでしょう。管理、監督を強めざるを得なくなるでしょう。何せ、競争ですからね。数字がすぐでてきますし、それが自分(たち)の評価にもなってきますからね。(数字は常にごまかされるものですが・・・。)

親御さんは指し当たって、お客様ということになりましょうか。親御さんさまさまになりますね。どこか間違っているような気がするのですけれどねえ。発言力のある親には頭を下げねばなりませんでしょうね。

さらに考えれば、教員の先生方も大変になりましょうね。管理、監督は上からきますが、結局は末端にその力は向かうのですよね。

末端とは、子供たちですね。管理される子供たちに自由な発想は育ちません。やっぱりこれまで同様の日本人しか育たないような気がしますがどうでしょう。

相変わらず、おろかな発想から脱することができない教育界ということにならなければよいのですが・・・。

結果としての日本や社会を考えると、それなりの問題を見て取ることになりますが、個々に見れば、子供たちが可愛そうなことにならなければよいが、とついつい考えてしまいます。
(おっと、また、心配性の癖が出てきてしまったようです。)

いろいろ勉強されている偉い人たちの発想が常に優れているとは限りませんね!(一小市民の私の目にはそのように映るのですが、私の目がおかしいのでございましょうか。)