春(ちょっと早い?)

野山、というより、田畑というべきでしょうか、
ひばりの声を聞くようになりました。

暖冬のせいか、少し早いような気もいたします。

そんなわけで、こんな歌を・・・。


ましろに、みえし、ゆき、きえて、
のは、おもしろく、なりにけり。
草も、はえ、木も、めばり、
ひばりなき、ちょうも、とぶ。
ふくとも、みえぬ、春かぜを、
なびく、やなぎに、しるばかり。

いつかと、まちし、花さきて、
日も、あたたかに、なりにけり
とも、さそい、かご、さげて、
すみれ、つみ、れんげ、とり、
あそぶも、たのし、春の、のに、
ながき、ひかげの、うつるまで。
(「春の野」田辺友三郎作詞、田村虎蔵作曲)

明治時代の後半につくられた唱歌ですから、少し文語調になってます。

穏やかな春の野と、子供たちの光景が、浮かんでくるようです。(いや、大人たちでもいいなあ。)

そういえば、私たちの国は、義務教育制度を早くに導入し、さらに音楽教育をも早期に導入したとどこかで聞いたことがあります。

子供たちが幼稚園・保育園あるいは小学校や中学校などで歌っていて、通りでそうした声が聞こえてきたりするのも、悪くないです。

でも、近頃は、そういう経験ってほとんどないですね。
冬でなくても窓を閉め切って歌っているのか、それとも、私が歩かなくなったせいなのかな。