時間泥棒(への対処法)

時間泥棒への対処法というものはないか?

もちろん、ある。

でも、それは、ここに正確に書くわけにはいかない。

それは、極秘にしなければならないからだ。

灰色男たちが、新しい対処法を考え出すからね。
そして、さらに注意深く、時間を掠め取っていこうとするからね。

しかし、まあ、基本的なことだけは、したためておこう。

わかる者だけは、そこから、具体的対処法を導くだろうからね。

基本的なことは、自らの生活の、そこにおける自らの時間を、生きる姿勢にある。

必要な基本的姿勢というのは、生きている限り、すべては自分の時間だ、ということの認識だ。

仮に誰かに指示されて動いているときも、誰かに雇われて、仕事をしているときも、すべて自分の時間を使っているという認識だ。

人のために使っていても、それは自分のために使っている、自分の時間だという認識だ。

自分の時間は、すべて、自分のために使われなければならない、という認識だ。

うまくやれば、時間泥棒たちと一緒にいながらも、時間を吸い取られることは、ずいぶん少なくなるだろう。
完全とまではいかないから、ほんの少々はくれてやる、くらいのことは考えてもいい。
しかし、それ以上のものは、ちゃんと、とらないといけない。