生きている限り

人は、生きている限り、常に何らかのものを求め続けていく。

そして、
求め続けるというのは、何も人間に限ったことではない。

生命をもっているとは、そういうものだ。

ならば、求め続けることに抗っても仕方がない。

ただ、何を求めるかについては、少しばかり気にかけた方がよいだろう。

あまりに原始的なものに動かされてもなるまいし、そこからあまりに離れすぎてもなるまい。

いずれにしろ、
求め続けるという、その作業は、
君が欲しようが欲しまいが、君のなかで死ぬまで続くということだ。