母なるものとの絆

われわれは、母から生まれて、母の元に帰る。

母から生まれ、母なるものを忘れ、やがて母なるものの元へ帰ることに気づくというのが、多くの者の生き方だろう。

多くの場合、
人は、母なるものから離れ、自らが生きているかのように思っているが、
母なるものは、常に私の根っこにある。

この母なるものとの結びつきを忘れる者は、たとえ幸せな時を生きていようとも、一時的な幸せを手にしているにすぎない。

母なるものとの結びつきに気づいている者は、たとえ迷いのうちにあっても、やがてその生を自然のうちに受け止めるだろう。