満足と不満足

いまあるもので、
いまのもので、
いまで、
充分,
と知れば、
今を生きていることの豊かさを知ることになる。
(参・『老子』四十六章(加島祥造『タオ』))

老子のこの章は、政治社会状況のことを含めて言っていると思えるが、まあ、老子が本来言おうとしたのは、などと硬いことは、その方面の先生にお任せすればいい。

私たちは、自身に役立てばよいのである。自身が生きることに役立つことであればよいのである。

満たされる思いに気がつけば、感謝の思いで、やがて心も満たされるはずである。