真のリアリティ

真のリアリティは、「私」から離れては無いのです。

その「私」とは、日々に営む「私」です。

目を覚まし、飯を食い、排泄をし、諸々のやり取りをし、眠りにつく「私の営み」の真の自覚にこそ、真のリアリティがあるのです。

その自覚は、知をもって知ることを超えたところにあります。そこには、知をもって知られぬことも含まれています。したがって、その自覚には受け容れることが含まれているのです。したがって、真のリアリティには普遍性が常に含まれているのです。

「私」は、常に真のリアリティでなければならないのです。