養い育てる自分

ここでいう「養い育てる」とは、自分自身についてのことです。

「私」に与えられているものを、「私」はただこれをよく保持し、失わないようにして、また、傷つけないようにして、そして、これをよく養って育てていかなければなりません。

天が我々に命じ与えたものを、我々はただこれをよく保持して、失わず、これを養って傷つけないようにしなければならない。(『伝習録』)