最適を求める

結局は何が最適かなどは、わからないのです。

それは、定まるものではないのです。

それを定めようとすればするほど、その定まったものを求めようとすればするほど、もがくことになります。時には自滅の道をも歩むことになります。

最適は定めようとすれば失われます。

しかし、最適はわからないからといって、無いわけではありません。

それは、固定できないのです。

しかし、だからといって、それは、最適になることを他に委ねることを意味するものではありません。

なぜなら、そんなことはできないのですから。

自ずと定まるということ、そこへ向かうべく動くということなのです。

定まりながらも定まらない。それが進むということです。

そこへ向かうべく動くということ、それは積極的に、自らの生を生きるということでもあります。