やめるべきこととすべきこと

やめるべきこと。

これをすぐに思いつくなら、それはすぐさまやめるべきでしょう。

我々はやむにやまれぬことは平気でやめるが、
やめてもよいことは一生懸命にやる。
お恥ずかしいことであります。
(参:山田準『言誌録講話』)

やめてもよいことというのは、けっこう見つかりやすいのではないでしょうか。

これは、多い人もいるし、少ない人もいる。多い人というのは、いけません。

やめるべきことが明確にあるなら、それはやめるべきです。

一度にやめることができないなら、そして、それが減らしていくことができるものなら、少しずつでも減らしていって、日々に努力して、やめるべきです。

ここでいっている「やむにやまれぬこと」の意味がわからない人もいます。
「やめてもよいこと」と「やむにやまれぬこと」を混同する人もいるでしょう。

「やむにやまれぬこと」と「やめてもよいこと」の区別がつかない人であって、何とかしなければと思う人は、大いに学ばなければなりません。

「切に思って、学ぶこと」も「やむにやまれぬこと」の一つです。