現実世界への対応を誤らぬために

人間には皆、よい、わるいを直感的に判断する力、やむにやまれぬ倫理的本能がそなわっている。
(cf:松崎『林良斎』)

これを良知というが、

私欲へのとらわれが強くなればなるほど、この良知の働きが翳ってくる。

人は生きるにあたって、つねづね私欲に大きく突き動かされぬようにして、この倫理的本能を活かしていかなければならない。