心の根を切るな

心のうちに、自然に対する畏敬と親しみの心があるならば、それはそれで大切にしたい。

その心を誰が教えたのか、誰に教えられてその心をもったのか、私はそれを知らない。

誰かから教えられたかもしれないが、もともとあったもののように思うほうが多い。

それは、心の奥底にあるところから来るもので、心にあるといえるようなものでないようにも思う。

そういう心の奥の方にあるもの、奥の方から湧き出てくると思えるものは、大切にすべきだろう。

そのことで、根から来るものとのつなぎを維持することができる。

そして、そのことで、自身も、自身の周りの人も、ものも、大切にできるようになる。

常々に、「私」の心の根っこを切らないことだ。