生きる覚悟

日蓮が門下の者にあてた手紙の中に、

「日輪のごとき智者たれども、若死あらば生ける犬に劣る」

という言葉があるそうです。

また、

礒永秀雄さんの詩に、

「ただいま臨終!」
この厳しい覚悟に耐えられずして
どこににんげんの勝負があるか

というものがあるそうです。(CF.宮本輝、命の器、潮音風声)


我がいのちを生きるとは、そういうものなのかもしれません。

ただ、若い時には、まだまだ生きる覚悟というのはわかりません。
また、年齢を経ても、生きる覚悟は常々にできるものではありません。

それでも、やっぱり考えることは考えたい。


まあ、いつも勝負心では耐えられませんから、

こういうことは、折にふれて、

忘れた頃に思い出して、

考えてみるのが良いですね。