刺激とのつき合い方

私のなかのもう一つ大きな私を大切にしようと思えば、

外界からの刺激がありすぎては、

それはかないません。

だから、そういうときは、

刺激を少なくして、静かにいられるようにするのがよいのでしょう。

けれども、

今の時代、

本当に、わずかな隙間さえあればすぐに入り込もうとするほどに、

外部からの刺激が私に流れこんできます。

時には、意図的に、そういう隙間をなくすのもよいでしょう。

たとえば、テレビをつけないとか、世間のことをあれこれ書いた雑誌を見ないとか、新聞を読まないとか、携帯電話の電源を切るとか、持ち歩かないとか・・・、そういう時間をつくるのはよいことでしょう。

しかし、どうしたって、外からの音は聞こえてきますし、物は見えてきます。

これらも外界からの刺激ではありますが、私たちはそうしたものから逃れることはできません。

このように刺激から逃れることができないということで言えば、

刺激に流されないようにすることの大切さということも知っているのがよいと思うのです。

私たちは、刺激が多い時代に生きていますから、あまり多くの刺激が自分に流れ込まないように、

また、

刺激に流されないようにすることで、

もう一つの大きな自分(私)を大切にした生き方ができるのではないかと思うのです。