世の中を渡っていくための一つの知識

空が真っ黒に曇って、日の光が見えなくなったからといって、

太陽がなくなったと怯える人がいるでしょうか。


でも、自分の生活のこととなると、

ちょっとしたことで希望の太陽を見失ってしまって、

立ち上がる気力をなくしてしまう場合が多くあります。


でも、本当に、その太陽はなくなってしまっているのでしょうか。


私たちは、ものを見るにとかく悲壮に流れやすいものです。


良いことにしろ、悪いことにしろ、

わずかに目の前に現れた部分をもって、

それがものの全部であると決め込んでしまいがちになる自分がいることを知っておくのは、

世の中をわたっていくうえで、大切なことですよね。
(参考:佐藤義亮『向上の道』)