感謝されるとうれしい

何かをして、人からお金をもらう。

もっと、元のところで言えば、

何かをして、人から感謝される。

これは、別の言い方をすると、社会的に機能している、ってことでもあるね。

生産に従事している、なんて複雑な話までいかないけど、社会的に役立っているってことなんだよね。

一人対一人の関係でも、「社会的に」なんて言えるのかって、わいわい言われそうだけど、「私」というところからすれば、どこから先が社会的かなんて関係ないのね。

要するに、

何かをして人から感謝される、というのは、

誰かの役に立っている、とか、人の役に立っている、ってことなんだ。


でもって、もう少し大事なことを言うと、

お金をくれたり、物をくれたり、何かをくれなくても言葉として感謝されるというのは、

自分が役に立っているということを確認できるということなんだ。


それでね、

この、自分が誰かの役に立つとか、誰かの役に立っているっていうのは、生きていることや生き続けることに、とても大切なことなのね。

そして、それが確認できるというのが、これまた、大事なことなのね。


自分が誰かの役に立っていないというのは、生きていくうえで、すごくつまらないことなんだよね。


人から感謝の言葉を聞けないというのは、生きているうえで、つまらないことなんだよね。


だからね。

感謝の言葉なんてのは、大いに言ったほうがいいね。


(ここでの話は、金を労働の代価として手にするという考え方とは違うのね。)