分相応の生き方を

人には、それぞれに、それ相応の分というものがある。

分とは、力量とか身の程ということだ。


人には、それぞれに力量というものがある、と言うのならよいが、

人には、それぞれに身の程というものがある、と言うなら、

平等論におかされた者は、わいわいと文句を言うかもしれない。


しかし、人にはそれぞれに身の程というものがあって、

その身の程に応じて生きるのが好いと、昔の人は訓えている。


頭でわからずとも、大人であれば、それくらいのことはわかるはずだ。