内から来るものと外から来るもの

常々人の目を介して自分を生きていたのでは、新鮮な自分を生きることはできません。

時折に人の目に映る自分を見るというのは、人との間でどう処するかを知る上で役に立ちます。

しかし、人の目に映る自分ばかり見ようとするのでは、自分の根っこに気づくことは難しいですし、根っこから来る大切なものを得ることも難しくなります。

人の目というのは、言わば自分を取り巻くものの一つです。

自分を取り巻くものを知ることは、自分を取り巻くもののなかでの生きようを得るうえで大切ですが、取り巻くもののためばかりに生きることになっては、本来の自分らしいものの発露を閉ざしがちになりますし、伸びゆく自分を歪めたり閉ざしたりしてしまうのです。

自分が外に対しても内に対しても開かれていることが大切です。

特に現在の社会で自分をよりよく生きるには、自身の本当の内から来るものへの感受性をより多く持つことが大切だと思います。