2008-09-14 いのちの尊厳性 人生 #倫理学 庭の片隅でげじげじを見た。 私は、持っていた移植鏝をそのからだに振り下ろした。 げじげじのからだは二つに裂かれ、なおも動いていた。 私は、その一層おぞましくなった姿を見まいとして、足でそれに土をかぶせた。 私は、あのような虫が生理的に嫌いなのだ。 いのちはみな尊いという。 果たして彼の虫のいのちは尊かったか? 私は、尊いいのちをあやめたか? 私は、かのもののいのちの尊厳性を奪ったか?