取り残される思いと焦り

取り残される思い、なんていう感じをもつ人がいる。ひどい人は、その焦りで、へとへとになる。

何から取り残されるというのか?

社会から、と感じるのかもしれない。

まわりの人たちから、と感じるのかもしれない。

情報から、と感じるのかもしれない。

まあ、いろいろあることだろう。

しかし、ちょっとばかし考えてみるといい。

速く流れている(あるいはそのように見える)のは、ことの表面だ。
その下の層は、もっとゆっくり流れている。
さらに下の層は、さらにゆっくり流れている。
さらに下は、もっともっとゆっくり流れている。
ずっと奥底は、流れているのかどうかわからないほどなのだ。

ことの本質は、奥の方にある。

表層の速い流れの方は、それなりに知っているのでよい。

より深い流れを知っていようとすることの方が、そのためのエネルギーをもっていることの方が、意義深いのだ。ほんの少し長い目で見ても、そちらの方が優位に立つことだろう。