理想の人や理想の地を探す。

人は、どこかに、自分の理想とする人がいるかもしれないと思ったりする。

あるいは、どこかに、自分の理想とする地があるかもしれないと思ったりする。

そして、中には、実際に、それを探そうとする人がいたりもする。

でも、実際には、そういう人がいるわけはないし、そうした地があるわけではないんだ。

まあ、第一、その理想とするものがどういう人か、また、どういう地かなんて、実は、自分でもはっきりしているわけではない。

でも、考えてしまうんだ。理想とする人や理想とする地があるかのようにね。


こういうことを通して思うのだけど、

人は、いつも、どこか、今の自分を否定しながら、未来を夢見て生きているんだろうね。

特に、こういうのは青年期に多いのだけど、それはそれで、別に否定しなくても、いいことなのかもしれないね。

まあ、壮年期くらいからは、もうこういう考え方はやめたほうがいいだろうけどね。