どうすれば、いい?

自分のことは、わかっているだって!

人間、己のことが一番わかりにくいものさね。

他人様のことの方が、わかりやすいのさ。

そうだろう?

自分のことがわかるなら、自身のことで、悩むなんてことはないさね。

自分で自分のことがわかっているなどとは、思い上がりというものだね。

何をもがいているのだね?

そんなにまでして、己に逆らい、抗って、何が起こっているのか知っているのかい?

自分を引き裂いているだけじゃないか!

お前は、生かされているのだよ。

自分で、生きていると思っているのだね?

お前が生きている力は、どこから湧き出しているのかね?

そのエナジーが、お前には見えないのだね。

でも、お前は知っているのさ。

なぜなら、そうやって、いつまでも抗っているのだからね。

そのエナジーに身を任せてみてはどうだい。

突き動かされるままに、動かされてみてはどうだい。

怖いのだね。

しかし、お前を殺す方向には流れまいよ。

なぜなら、そのエナジーは、お前をお前として生かすために、お前だけに働いているものなのだからね。

言っておくが、それは、なるようになる、というものとは違うのだよ。

お前の根源の力を信じるのさ。

お前を生かしている力を、信じるということなのだよ。

それは、お前を生み出した者たちとつながっている力なのだよ。

大いなる力というものは、大きすぎるがゆえに見えないものなのだがね。
しかし、その力は、働いているのだよ。

そして、時に、その力に、お前は気づきかけるのさ。