2009-11-28 人間になる 人生 #哲学 人間は、人間に生まれてもなお、人間になるべく生きようとする。 そういう性をもって生まれた存在だ。 しかし、その性向すら、見失うことがあり、見失う者もある。 えらそうなことを言っていても、荒びのなかにとらわれると、人間も禽獣どころか禽獣以下のことをする者になる。 そうならぬためには、常々に、禽獣ではなく「人間」として生まれたことを真に自覚せねばならぬ。 僅かな差が、千里の差となって、誤りを生むことを懼(おそ)れ、生きねばならぬ。