考えることでわかること

生命について考える、ということがある。

しかし、考えるのではなくて、

「生命は、そのまま、ひたと感じうるものだ、という予感に似たものを、それに似た小さな体験を通して、みんなが持っているらしい」(藤岡喜愛「心のなかの自然」窪徳忠ほか『生命哲学のすすめ』)

人間の(広い意味での)行動特性を解明するために心理学という研究領域がある。しかし、いくら心とはこういうものだと理論的に説明されたところで、わかったようでも、じゃあどう生きればいいのかはやっぱりわからない。

それよりも、人間とは、こういうものだとあっさり言われた方が、もっとわかりやすいことが多いんだよね。