人生の「時期」について考える

人生の「時期」の区別について、いろいろな人がいろいろなことを言っています。

要するに、いろいろな考え方ができるということです。

たとえば、人生の「時期」を二つに分けてみることもできます。

人生の前半を「外面の輝きとしての成長の時期」、人生の後半を「内面の充実としての成熟の時期」に区別することもできます。

あるいは、外界へ自分を生かしていく「生」へ向かって行く時期と、外界への自分の生かしから離れていく「死」へ向かって行く時期とに分けることもできましょう。

5つに分けることもできます。

たとえば、自分の存在に気がついていく時期、その自分を意識して考える時期、自分を深く考えることが減じていく時期、自分を再び意識して考える時期、自分が消えていく時期の5つです。

誰かが言っている「人生の時期のわけ方」をそのまま受け入れるのではなくて、そういうものを参考にして、自分で自分の人生の時期を考え、それを自分に当てはめてみる方が、自分らしくてよいように思えます。

偉い学者がどう言おうが、その人なりの人生の歩みや歩みの姿があるのですから。