生まれて、そして、死んでいく

生まれて、死んでいくのが人の運命だ!

・・・
なるほど、確かにそうに違いないよ!
しかしな、
元気に生きてるもんに、そんなこと言われたってなあ。
・・・
あんたは、いいよ!
まだ、死にそうにないんだから!
・・・
俺だって、元気なときゃ、平気でそんなこと言えたよ!

このさ、
なんとも言えないもどかしさというか、
腹立たしさというか、

このやろう、って気持ちをさ、
突き抜けていった人の言葉ならね、
俺は、聴くよ!
・・・
・・・
だけどさあ・・・
そんな人間、ほとんどいないんだろう?
・・・
そんな人間は、もう死んじゃったやつらだよ!
・・・
そいつらは、何にも言わないよ!
・・・
それでもってさ、
まだ死にそうにないやつからね、

生まれて、死んでいくのが人の運命だ、なんて言われたってさあ、

おりゃ、簡単に、
はい、そうですね、なんて、言わねえよ。

そんなに、簡単に、はいそうですね、なんて、同意できるわけがないじゃねえか!
・・・
このやろう!