人間というものは(ぞろぞろ行動傾向)

大抵の人間というものは、あちらに花火が上がればあちらへ大勢で繰り出し、こちらに花火が上がればこちらへ大勢でやってくる。

近年では、この花火を上げるのを商売にするものたちもますます多くなっている。

花火の企画を商売にするものも多くなっている。
花火というのは、むなしいものなのだがな!

また、どこで花火が上がったかを一生懸命探すものも増えている。

また、どこで花火が上がるかをしきりに伝える仕事もある。商売でやる場合もあれば、公金を使ってやることもある。

また、どうやって花火を上げようかと税金の使い道を一所懸命考えるお役所と取り巻きもある。

豊かになればなるほど、人はそのような行動を活発にするようだ。

これが、第三次産業の発展というものだな!

ああ、いかった、いかったと言って、またぞろ、人々は帰っていく。

金とごみを撒き散らせて・・・ぞろぞろ、ぞろぞろ、ぞ~ろぞろ、ぞろぞろ、ぞろぞろ、ぞ~ろぞろ。

金がないといっては、働いて・・・、
今度はどこだと、そ~わ、そわ。
ふたたび、でかけてぞ~ろぞろ。

あっちへぞろぞろ・・・、こっちへぞろぞろ・・・、
ああ、おもしろい、おもしろい!

あっちへぞろぞろ、ぞ~ろ、ぞろ、
こっちへぞろぞろ、ぞ~ろ、ぞろ。